ちぼりの製菓DNA
ちぼりの製菓DNA ~日本人初のドイツMeister マイスター樋口について~

▲ちぼりホールディングス会長
ドイツマイスター 樋口 浩司
自然の恵みの前に、
職人の余地は小さなもの。
でも、製菓技術は常に向上させ続けなさい。
現在のちぼりの製菓DNAは、ドイツマイスター(Deutschland Meister)の教えを基礎に、歴代の社員へ脈々と受け継がれています。それは、ちぼりグループの現在の製菓技術の体系化をなした第3代社長(当時)樋口浩司が若き日に、ドイツの国家資格である製菓マイスターを日本人として初めて取得したことに拠ります。
その際、師匠であるハンス・ヘルマン教授より、製菓技術の基礎は、『お菓子のおいしさを決める99%は原料。あとはそれを活かす技術』ということを学びます。
菓子のおいしさを決める
99%は原料。
あとはそれを活かす技術。

(日本人第一号)
マイスター制度と永世マイスター
マイスター制度は、ドイツで長い歴史を持つ職業訓練制度です。資格認定には、製菓技術のみならず高度な経営学なども含まれ、認定者は、巨匠と表現され高い社会的評価を得ます。当社第3代社長 樋口浩司は、当時、日本人初となる「製菓マイスター」を取得。その後2016年には、ドイツの製菓技術を日本を含む世界に広めた功績により「永世マイスター」を授章します。これはドイツ本国においても彼の師、ハンスヘルマン教授の授章以来、50年ぶりの栄誉とされています。
ちぼりインターナショナルについて
ちぼりグループは、製菓技術の基礎(製菓DNA)となるドイツマイスターの教え『お菓子のおいしさを決める99%は原料。あとはそれを活かす技術』に基づき、極力商社などを介さず、傘下のちぼりインターナショナルを通じた原料の最適調達を行なっています。

“世界の最もおいしい産地から、最もおいしい原料を直接仕入れる”を大切に。例えば、チョコレートだけでもベルギー、フランス、ドイツなど輸入先は多岐に亘ります。その他、ナッツ類はアメリカ、イタリア、オーストラリアなど、用途や品質状況よって変わります。
例えば、毎年10月のアーモンド収穫期には、技術者と渡米し、農園を歩きながら品質を確認して契約します。お菓子のおいしさを決める原料だからこそ、安心・安全で新鮮なものが使えるよう仕入管理を徹底しています。

また当社ではそのハイグレードな原料によって生産された商品の海外輸出も行なっています。現在の輸出先は、海外拠点を擁する米国、台湾、中国を中心にカナダ、オーストラリア、タイなど25ヵ国以上に亘っています。
中でも「赤い帽子の少女」がデザインされた『赤い帽子』ブランドは、幸福を招く“しあわせの赤い帽子”の愛称で広く世界のお客様に愛されています。